虹の橋 rainbow bridge
アメリカ
作者不詳
欧米のサイトを通じて広まった不思議な寓話。
世界中の動物を愛する人々から様々な言語に訳され伝えられています。


■虹の橋 rainbow bridge■

天国のほんの少し手前に虹の橋とよばれる場所があります
この地上の生きとし生けるものたちはみな
その一生を終えたとき
その場所に辿り着くのです
そこは温かで
光が降り注ぎ
食べるものがたくさんあってきれいな水もあります
年老いたものも
病んでいたものも
傷ついていたものも
みな健やかなカラダを取り戻し
幸せだったあのころのような穏やかな日々です

けれど心にはぽっかりと穴が開いています
寂しさで埋めることの出来ない穴
自分を愛してくれた特別なアノヒトがいない寂しさ
置いてきてしまったアノヒトの悲しみ

けれどある日
その中の一匹が虹の橋の袂を見つめて立ち止まりました
目をキラキラと輝かせ
胸を喜びに震わせて
草原を風のように駆け抜け飛び込むのです
再会の喜び
幸福のキス
抱きしめられお互いの眸を覗き込んだとき
ながくながく離れていたお互いの時間は一つになって
あなたたちは
虹の橋を共に渡っていきましたね


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けれど動物たちの中にはそうでないものもいます
打ちのめされ
餓え
苦しみ
誰にも心を赦せずに生を終えたものたちです
ほかの動物たちが
一匹また一匹とそれぞれの特別なアノヒトと再会し虹の橋の彼方に消えてゆくのを
悲しげな眸で見つめています
彼らには特別なだれかなど居なかったのです
温かな思い出などなかったのです

ある日
群れの中の一匹が虹の橋の袂を見つめて立ち止まりました
そこには
打ちのめされ
苦しみ
だれからも愛されず
動物と暮らしたことなどなかった寂しい人間が
橋の袂で繰り広げられる再会の抱擁を寂しげに眺めているのです
佇むソノヒトの足元に
寂しげな目をした動物が近づいた時
温かいものが互いの胸の中に芽生えました

地上では出会えなかった特別な存在に
巡り会えたことを喜び合う二つの魂は苦痛や悲しみから解き放たれ
温かな光の中を
寄り添うように
虹の橋を渡っていきました


(日本語訳 アレンジ koyomi)




一匹でも多くの猫たちに
あたかなひだまりの寝床と穏やかな暮らしを。
ヒトの世の平和を。